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お月様珈琲


まんまるお月様の輝く夜

ブラック珈琲たてまして

お月様の見える窓辺へいったなら

空を見上げてお月様にごあいさつ

お月様お月様ごきげんいかが 一緒に珈琲飲みませう お月様は言いまする

やあやあお待ちしてました

これからそちらへ行きますよ

カップの中を覗いてごらん

手元のカップを見下ろすと

ゆらゆら波打つ黒い水面に

お月様が飛び込んだ

お月様いらっしゃい

熱すぎたりはしませんか

覗き込んだカップの月に

わたしの顔が映り込み

お月様とわたしがひとつになった

カップの中でひとつになった

お月様の光の中で

わたしの気持ちがゆ~らゆら

すべてがうまくいっている

わるいこともうまいこと

波が静かになったらば

そっとくちびる寄せまして

お月様にくちづけいたしましょう

お月様の優しさを

ゆっくりじっくり味わって

体の中に染み込ます

お月様はささやいた

いつでもそばにいるからね

あなたの中にいるからね

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