天国行きのバス
あんた、おばあちゃんが死んだら 「死んだらどーなるんか教えに来て」 ちゅーて言っとったろー じゃけえ、おばあちゃん、あんたに教えに来たんよ *これは亡くなったおばあちゃんから受けたメッセージストーリーです 『天国行きのバス』 わしゃ~ いったい どね~したんじゃろぅか… ...
目覚まし時計 其の二
「今朝、僕の目覚ましは鳴らなかった」 で始まる二つのストーリー 其の二。 今朝、俺の目覚ましは鳴らなかった。 俺は大抵、目覚ましの鳴る1分前に目が覚めて 目覚ましが鳴ると同時にベルを消すのが常だった。 それなのに今朝はいつまで待っても目覚ましが鳴らない。...
目覚まし時計 其の一
「今朝、僕の目覚ましはならなかった」 で始まる二つのストーリー 其の一。 今朝、僕の目覚ましは鳴らなかった。 いや、正確に言えば今朝も、僕の目覚ましは鳴らなかった。 もっと正確に言えば、僕の目覚ましは今朝も鳴らなかった。僕にとっては。...
床に落ちたこころ
落ちてゆく ぱらぱらぱらと 落ちてゆく こころが床に 落ちてゆく 床から見上げる こころの抜けた わたしの顔は なんと冷たい 氷のまなざし 拾い上げてよ 落ちたこころ 手のひらにすくって 胸に戻してよ 愛の途中なんだから
カネーシャ(第2話)
なっっ、、なんか、、聞いたことある話の展開。 わたしは関西弁でどこかの世界から来て図々しく部屋に居座る神様の話の本を思い浮かべた。 確かドラマにもなったはずだ。そうだ、そのドラマの設定そっくりではないか! あの、あなたってもしかして、、、? ん? あ!キミ、ひらめいた?...
カネーシャ(第1話)
金曜日、家に着くといつもと何かが違った。 ドアノブに手を掛けると、鍵が空いていた。 あれ、今朝鍵をかけ忘れたかな、、、 そんなはずはないんだけどな、、、 不思議に思いながらドアを少しだけ開けて中の様子を伺った。 特に変わった様子はない。 ただいま、...